プロジェクトをしようと思った背景
団体を立ち上げた12年前もすでに日本の食料自給率(カロリーベース)は40%を下回っており、また農業に対する消費者の意識も低く感じました(今は関心度が上がっていると思います)。農作業を応援することで消費者の意識を変え、農業が盛んになり、農地を守っていくという流れを目標に活動を開始しました。
そして昨年2020年、新型コロナウイルスの影響が出、飲食店が営業できない中、農家さんの売上の減少が見られるようになりました。これまで以上に農作物の需要が減れば、畑を使わなくなる可能性がありますし、そうなると我々のミッションが達成できなくなってしまいます。
こよみのあしおととしては、これまで農地の場で人とのつながりを形成することができたり、美味しい野菜を頂いてきたことから、今が恩返しをするときであり、今守らなければ今後の発展スピードが遅くなる、なんとしてでも農地を守り、農家さんの経営状況を良くしたい、と考えています。
そして、我々こよみのあしおとにもコロナウイルスの影響が出ています。こよみのあしおとは昨年10周年を迎えましたが、コロナの影響で祝い事など華々しい広報活動ができませんでしたし、人が集まることを遠慮される方も増え、参加人数がだいぶ減ってしまいました。その結果、1回のイベントにおける手が足りず、お手伝いに行っても作業が終わらないことも何度かありました。のうふれ隊さんが増えれば、一度の農作業イベントで大きく片付くほか、もっと多くの農家さんをお手伝いすることができる上、イベントの回数も多くすることができます。様々な農家さんを知ることで、のうふれ隊のみなさまの農への理解が進むとともに、それが周囲の方へ波及していくことでしょう。また、のうふれ隊さんが増えれば農業を身近に感じてくださる方が増えるということになり、より一層地域の農業の活性化に寄与できると考えています。
今年も大々的な集会はしばらくはできないので、10周年の集大成を期に行えることとしてクラウドファンディングを選択し、こよみのあしおとについて知っていただき、我々のミッションをともに果たしてくださる仲間づくりをしたいと考えています。